『亀』の甲骨日記
 
『亀』がその時々に思ったことや、思いついた小説のネタなどを気の向くままに書いていきます。
 



ぼくらのゴォール!

 そりゃ人間だから悩みだってあるさ。

 ここ数日(5日夜~8日朝)、ちょいと三重県まで広義のボランティアに行ってきていた。
 うん、広義の。

 どこぞのペットショップからの脱走、あるいは放虫が原因で帰化しよったという東南アジア原産のハムシの一種、フェモラータオオモモブトハムシの採集……もとい駆除である。
 学名は《Sagra femorata》、外来種の和名ってのは往々にして適当である。つうか種小名を頭にくっつけてばかりである。

 採集の結果、か。

 簡単に言おうか。

 ありゃ駆除は無理だ。
 完全に定着しきっていると思われる。
 冬季のため、成虫はもちろんいない(1つだけ、羽化不全を起こした成虫の死骸が入っていたものもあった)が、その猛威は充分に確認できた。
 本種はマメ科の植物(マメ科以外でも比較的なんにでもつくようだが、主にはマメ科のクズ)に産卵するのだが、その際に虫こぶというかなんというか『ゴール』と呼ばれるコブを生じる。シーズン中以外での採集の場合は、このゴールを探して採ることとなる。
 で、そのゴールなのだが、物凄い密度で存在している。
 どう見ても羽化脱出を終えた後のような、古いゴールであっても、まだ幼虫が入っていることもかなり多かった……というか、乾燥し切った古すぎるもの以外には、ほとんど幼虫が残っていた。
 幼虫はゴール内に土繭のようなものをこしらえている。土繭はなかなか硬いのだが、ツタを切っているときに破壊してしまって幼虫が露出してしまうこともかなり多かった。1つのゴールにつき、3頭以上入っていることはザラ。かなり小さいものでない限り複数の土繭が含まれていたように思える。
 河川敷にクズがあれば、たいがいゴールがあるという惨事。
 一番酷いところでは恐ろしい量のゴール……外来種勢力強すぎ。
 六月ごろに成虫になって出てきてくれることだろう。さて、どんだけ出てくることやら。
 採集した個体数は全員合わせると500超えてるんじゃないかと思う。


 回転焼肉って珍しいものも経験してきた。



1月8日(日)23:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 日記 | 管理

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