『亀』の甲骨日記
 
『亀』がその時々に思ったことや、思いついた小説のネタなどを気の向くままに書いていきます。
 



オオアオ



 気分で、ふぁんふぁん改訂版“はっぴーでいず!”の一部を公開。




そこに描かれているのは、画家のラフにも似た細緻な昆虫のスケッチ。腹部から四本、胸部から二本、流れるように繊細な六脚。そして頭部伸びる若竹のような触角。

「オオアオか」
「ミドリとかジャコウとかアカアシオオアオとか、どう見分けてる?」

 交わされる言葉はどう考えても恋人同士のそれとは思えない。
 色気づいた発言は欠片すら無く、カミキリムシの同定についての会話をするカップルが他に存在するだろうか。

「いや、見た目が違うだろ。まぁ、実際に見ればジャコウとアカアシオオアオは論外だけど」
「ジャコウは赤いし、アカアシオオアオも足が赤茶けてるし、ミドリ系は小さいから? 確かにそうだけど、色つけてないこのスケッチで、って」
「え~っと。触角の第一節の端の尖り具合。後肢の腿節の長さ。上翅の尾側の端の形状。後肢の符節の長さ。前胸背板の形状。小循板の点刻の密度、だっけ? 感覚でわかるようになったんだけど。ってか、それ以上に、そこまで正確にスケッチできるお前の方が凄いから」

◇はっぴーでいず! 一章より抜粋◇



 ……サンドイッチの話もそうですが、カミキリの同定の話を出してくる小説ってどんな話やねんって感じですね。
 まぁ、それで興味を持っていただければ幸いですが。
 ちなみに、同定方法については、いつも楽しませて頂いている『るどるふ 甲虫採遊記』のものを使わせて頂いております。
 折角買ったのだから『日本産カミキリ大図鑑』を使えって話なんですがね。

 アスラクライン読んで、進め方を模索しつつ、昆虫についての完全に非実用的な知識を植え付けていきたいと思います(ぇ
 ってか別にいいでしょう? 虫好きなんですから。
 オオアオカミキリ好きなんですから!
 生物部って設定なんですから!

 ……ということで、ふぁんふぁん以上に『生物部っぽさ』を出していこうと思います。
 俺って結構生物系は色々と手を出してますから。

 ちなみに
・匂坂風也(部長):古生物
・橘梓(副部長):両棲類
・宮島弥生:分子系統学
・宮島百合:分子生物学
・御木川葉河:昆虫分類学
・川潟波海:昆虫分類学
・蒼海瀞:専門無し
・樗柾斗:専門無し
・秋月椛:専門無し

・浅緋鶚(先代部長):昆虫機能利用学(ホタルの発光酵素)
・須菱茜(先代副部長):海洋生物学

 ……という専門分野。
 まぁ、あくまで専門、他のこともやってます。
 さらに様々な部門で持ちつ持たれつ、共生関係だったりします。
 ちなみに、昆虫分類学というのは俺の志す分野です。
 はいそうです俺は理系ですw

 サイトが二万を超えたら双条の無双を公開します。
 まぁ、そんな感じでボチボチと。




 それと最後に一言。
 犯土島さん、十七歳の誕生日おめでとうございます。



Be suitably.



9月26日(火)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)